新しいうつである非定型うつとは【女性がなりやすい】

規則正しい生活を

女性

新しい病気でもない

精神障害は長い付き合いになる病気で、それは非定型うつ病も然りです。病気の原因を手術で取り除けるわけではないので、症状が出てこないようにすることが大事になってきます。もちろん医療機関にかかるのは重要ですが、日常生活に配慮することも大切です。非定型うつ病の症状に過眠があるものの、起きる時間が乱れると寝る時間も乱れて体内リズムが狂ってしまいます。そうすると精神状態に影響が出るため、早めに規則正しい生活に戻してください。仕事をしている人は出社、学生であれば登校、主婦であれば朝食を作るなど、しっかりと日課をこなします。遅刻しないという目標や毎日ご飯を作るという目標を持って過ごすと、小さな達成感を積み上げられ治療に役立ちます。また、食事を1日3度、規則正しく取るのも効果的です。これは血糖値を下げると脳が働かなくなり、機能が低下したり睡魔に襲われたりするからです。それと同時に、軽い散歩で構わないので1日1回は外に出て、日の光を浴びるといいでしょう。太陽光が生体リズムを整えてくれます。非定型うつ病は新しい精神障害のように考えられているものの、発見は1960年前後と比較的長い年月が経っています。発見の発端は、電気けいれん療法が効かないうつ病患者のグループでした。彼らはヒステリー性の特徴と不安及び恐怖症状が同時に出ていて、モノアミン酸化酵素阻害薬を投与したところ、症状が改善したということです。また、従来のうつ病患者と違って、活動的で攻撃的な面もあることが分かりました。その後研究は進み、非定型うつ病の診断基準が確立、いまやうつ病患者の3割は非定型うつ病だといわれているほど患者数が多く、しかも増加傾向にあるとされています。診断の際は、似た症状がある境界性パーソナリティ障害や摂食障害などの可能性がないか気をつけなければいけません。特に境界性パーソナリティ障害の症状は非定型うつ病の症状と非常に良く似ています。ただ、どちらも有効な薬は選択的セロトニン再取り込み阻害薬であることが多く、認知行動療法もあらゆる精神障害に対して効果が期待できる治療法なので、もし診断が間違った場合でも大事にはなりません。